応急手当講習会 2010.3.6(土)
主催:埼玉県連女性委員会 参加者22名 

埜歩歩参加者:石谷(委員)、鈴木、青木3名   

 36日(土)北浦和‐埼玉県労働会館で行われた「応急手当講習会」に参加してきました。

930開始に講師の方が少し遅れるという事で、まずは女性委員長の長谷川さん(所沢ハイキング所属)より三角巾の折り方の学習を行いました。

以前にも習っていたのですぐに思い出しましたが、衛生の為必要以外の所を触れずに帯状に折っていくのは大事な事、本結びの解き方もいざやってみるとうまくいかない時もあります。たまには復習をしていないとまごまごしちゃいます。

さて、今回は千葉県連から埼玉に移動され、現在は登攀クラブ岩ツバメに入られた藤桝氏(全国遭対部・MFAインストラクター)が講師をして頂きました。

まずは数枚の写真を提示されどんな危険があるか皆で考えてみようという事で参加者から意見が出てきます。
駐車場についてこれから山へ出かけるにあたり、車に注意は勿論、道も枯れ葉で覆われていれば側溝もあるかどうか?
また、動物が出てはこないか?落石は無いだろうか?また、登山道に於いてもあらゆる危険が待っている事を予知しながら的確な判断が要求されます。
 話に夢中になって楽しい事は当然ですが、何時もアンテナを立てて注意が必要ですよね。

さて、本題に入り、まずは心肺蘇生法。練習器具を使って人工マッサージをしました。
 最近の方法としては直接息を吹き込むより気道は確保しますが、まずは胸の中心を一刻も早く押してマッサージすることが大事のようです。

救護者を助けることは大事ですが、自分の安全も大事です。また、相手に自分の病気等が、また相手の病気が自分に感染しないようにすることも大事です。けがの処置をする場合には自分の手が綺麗であってもまずは「汚れていて衛生的に良くないからゴム手袋をしますね。」とやさしく声を掛けてけが人の不安を取り除いてから素早く行動に出る事が大事と学びました。

山の中で一番多い切り傷や、骨折、また、出血等によるショックなど、いろんなケースをシュミレーションし、約56名ずつの班で実際に処置をすることも行いました。
 ゼリーや寒天、食紅、トマトジュース等で本当にけがをしたような想定でした。サムスプリント(副木)や水、包帯、三角巾等で実際に処置をする練習でしたが、いざ、やってみると野次馬の対応や、事故者へのやさしい声かけ、処置の任務分けなどすぐには対応する事が難しい事が分かりました。

山を安全に歩くことも大事ですが、いざ事故が起きてしまったら、いかに落ち着いて対応するかという事が大事かと痛感させられました。やはり日頃から、いろんな練習が大切ですね。


長谷川委員長による三角巾の練習

 三角巾の折り方練習 
 
本結びの解き方
 
講師の藤桝氏(岩つばめ所属)
 
心肺蘇生法の練習

サムスプリントによる骨折の固定 
 
三角巾により固定します

 更に吊って固定します

足首等のけがの処置 
 
腿等の固定法

三角巾の代わりにスーパー袋も使えます 
 
血はトマトジュースですが、こんな時どうしますか?

骨折で骨が飛び出ているようです ???
 
模擬ですよ!でもどうしますか!
 
カイロ(20分程温度が持続し何回も使える)


実際、こんな事故に出会ったら貴方はどう対処しますか!?
もし仲間が事故になったら貴方はどうしますか?

色んな知識を沢山、身につけて安全山行を楽しみましょう!!

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