スノーシュー(木島平)2010年3月13〜14日
埜歩歩2回目の参加。前回集合時間に大誤算をしたので、名誉挽回の為、出発当日は指定された電車より、1本早いのに乗り込んだら、なんと、全員揃って同じ電車に乗り込んでおりました。
これより熟女6人の山旅の始まりです。
事前に購入していただいたJRの切符を手にして大宮駅に30分前に到着。しばし、朝食タイム。長野駅までの新幹線では、ロープの結び方の練習に夢中になってしまい、あっという間に長野駅に到着。飯山線にのりかえ車窓から廻りの雪の少ないことが気になって、雪遊びではなく山菜取りになるかな、など冗談を言い合いながら飯山駅へ。今回投宿するフォレスト川島のオーナーがお出迎えしており、ひとまず車でお宿へ。
ガイドの清水さんがにっこり迎えてくれました。準備を整え、さあ、スノシューへ!と思いきや雲行きが怪しくポツポツ無常の雨が・・・。車でグングン馬曲の谷筋を上っていくとブルドーザーがとうせんぼ。ここで車を降りスノーシューをつけ、いざ!出発!
林道にブルが掻き分けてくれた轍に乗って、未経験者2人を間に一列縦隊で、少し暖かい空気と雨で湿った雪の上をすすみます。
眼下に見える小川にはこんもり雪の帽子をかむった岩が絶妙な配置で並んでいる。周りの山の木の根元は根開けができて、着実に春の訪れを知らせています。雪の下から流れ出ている清水のところで休憩。
ブルの轍から離れると、誰の足跡もない・・いやリスとウサギとカモシカと山鳥の足跡がある雪の野原を清水ガイドの後に続きます。
昼食はスコップで食卓を作り、お湯を沸かし川島オーナー手作りの冷めても美味しいおにぎりをいただきます。標高は1000Mを越え小雨から霙になって雪に。午後の行動開始、スノーシューは自分以外皆自前。宿のスノーシューを借り、慣れないスノーシューを踏みつけてしまい斜面に蛙のように倒れてしまう新米に見かねたガイドが、橙のプラスチック製のカンジキを貸してくれ履き替えると、これまた、軽くとても歩きやすく歩が進みます。夏なら藪でめったに人が入らない山奥を行き徐々に明るいブナ林に分け入り、200年以上活きているブナさんに敬意を表し記念撮影をしたり、木肌に触れエネルギーをいただいてきました。
帰りは、馬曲温泉。普段の女湯が男湯に、男湯が女湯に変更になる特別な日に当たっていたため、めったに入れない男湯に入ることに。女湯は豪勢ですばらしいという。でもお湯は同じ、ぽかぽか温まり湯冷めがしない。
部屋では濡れた衣服を乾かしたり、明日への準備をすすめ、夕食へ。ロースとビーフ、お魚etcたくさんの料理に満足、今日消費したカロリーは一変にプラス方向へ。静かに飲んでいる清水ガイドとオーナーとの話しに盛り上がりあっという間に就寝時間に突入。スノシュー初体験、山へ来て9時過ぎに寝るのも初体験でした。
2日目。呼ばれる前に朝食の食卓について食べ始めるほど、元気いっぱいの熟女6人。
昨夜の雪で、高社山の上部の木々は霧氷に包まれ、白い恋人状態。天気は上々。木島平スキー場はアルペン大会開催中のアナウンスの声を聞き流し、一路リフトに乗り足元の新雪に伸びる動物の足跡に歓声をあげ、頂上駅に着くと、これから行くところの山に広がっている白い世界が、おいでおいでと誘っているよう。
本日最大の白い坂を上り詰めると、そこは白銀の360度どこでも見て頂戴の風景が広がっているではありませんか。高社山の頂上にふさわしい眺め。山頂付近で白く輝く氷はえびの尻尾で、日が当たるに従い雪面に落ち、さながらフライの衣があたり一面に敷き詰められたようです。屏風岩から薬師岩となんだかありがたい名前がついて入るのに、社は雪の中、石碑を踏んづけてすみません。振り返ると我々の足跡のみがくっきりと太い線になって伸びています。過去に滑落死があったという。雪比を踏まないよう山肌側を進みます。
昼食は檜の下に小さな祠がある小高いピークに、手際よく作られた食卓でのんびり過ごしました。
午後の部はここから、CL・ガイドの判断でスノーシューを外し、つぼ足で尾根を下ります。
何せ急坂なのです。
スノーシューとは違った足底の雪の感触が良かったですが、体重と重力が加わり、一足毎に脛近くまでもぐってしまいます。眼下に見える今年休業の牧の下ゲレンデはスキーヤー始め誰一人入っていない静かな平原です。 我々が歩くたびに起きる雪の塊がころころと細いシュプールを残し転げて消える光景は白いキャンバスに前衛的な線アートのようでした。期待していた尻セードは雪の中にお尻が沈んでしまい駄目になったのは残念でしたが、自分の足を信じてそのまま雪を踏みつけながらスキー場の出口までつぼ足で歩きました。
少しは筋力アップに繋がったかな。本当はスノーシューで軽快に歩くのが羨ましかった・・・。来年はちゃんと自分のスノーシューを持とうと決心した次第です。
CL始め皆さんにいろいろ教えてもらうことが多く今後の山行きの参考になることを学ばさせていただきました。皆さん明るく場を盛り上げてくださり、緊張の上にも笑顔の絶えなかった本当に楽しい2日間でした。
参加者:CL笠井、SL石谷、五十嵐、小田切、金子、斉藤 6名 報告者:五十嵐
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