埜歩歩富士見山の会

御岳山(初級−会山行)鳩ノ巣路を登りました 09年7月12日(日)

久しぶりに奥多摩−御岳山へ行ってきました。
今回は表参道からではなく鳩ノ巣駅から歩く計画です。

午前8:35出発。車道を渡って多摩川を超え、民家の中を登っていくと越沢キャンプ場への山道になります。
やはり7月の奥多摩はかなり暑いです。杉林の道はかなり蒸していました。
キャンプ場入口の東屋で小休止。屋根の下にはたくさんの短歌や俳句が貼ってあり結構楽しめました。
印象に残った一句「下り道 言葉少なで ひざ笑う」 皆さんもわかると思いますよ…。
明るい植林の道は木橋や階段もありましたが、広くて立派で歩きやすかったです。

登りが一段落した所に分岐の指導評と大きなコナラの古木があります。周囲10mに石で囲ってあり
根等を保護しているようです。大楢峠に着きました。

休憩後は傾斜の緩い道が続きます。
途中の水場では冷たい沢水が出ていて、とてもおいしかったでした。
だんだん木々も雑木に変わり湿気も少なくなって爽やかになってきました。
時折、岩場の斜面も出てきます。
しばらく歩いて民家が見えてくると神社への表参道が近くなってきたのがうかがえます。
茅葺屋根には草や花も咲いていて、庭で子供が遊んでいたり、お父さんらしき人ものんびりしていました。

表参道に出たところで神社への近道となる急傾斜の舗装路を進みました。
御岳山荘の立派な宿からまた参道に合流。
神代ケヤキから茶店通りを進み御岳講の石碑を楽しみながら階段を上ると御岳山神社拝殿に着きました。
丁度本殿が開放されていたので初めて見学させていただきました。
黒い屋根の本殿は大変立派で木の塀越しから初めて狛犬も見ることができました。
ここの狛犬はおおかみでスリムで格好良かったです。
一番奥には大口真神社(おおぐちまがみしゃ)があり、日本武尊が東征の際に御岳山の山中に難をオオカミに救われ、その際に
「この山に留まり、地を守れ」と仰せられ、以来、御岳大神とともに、「おいぬさま」とあがめられ、病魔、災難、火難除け等の
諸災除けの神として関東一円の信仰を集めているとか。また、道中での難を救う神として、登山や旅行安全の神、
「おいぬ」は「老いぬ」にも通じて健康・長寿の神、戌は安産・多産な事から、安産・子授けの神としても多くの信仰を集めているそうです。

記念写真を撮ってロックガーデンへ向けて出発。
長尾平の分岐からどんどん下っていくと七代の滝に着きました。
ここで、やっと遅くなった昼食です。
滝や沢の岩場で涼しく格好の休憩場所でした。

鉄の階段を上って天狗岩まで登り天狗様とご対面。
岩石園の入口から沢に添って神社まで登っていきます。
沢沿いの道にはギンバイソウが可憐に咲いていました。
綾広の滝では滝壺の掃除をしていたのであまり水がきれいでなかったですが、お浜の桂は高くて大きな木を見ることが出来ました。
途中で沢で涼んだり、トイレに入ったり、休憩舎で休んだりして大岳山からの分岐から御岳山神社へ戻ります。
天狗の腰掛けの杉は大きな枝が物干しのようにまるく上に向かってカーブして伸び本当に腰掛のようでした。

今日は大塚山経由古里駅へ帰る予定でしたが、メンバーが暑さのせいか不調を訴えたり、時間も考え、
久しぶりにケーブルカーに乗っちゃいました。
ケーブルカーのガイドの名調子と沿道のアジサイを楽しみあっという間に下山。
バスに乗るよりタクシーの方が料金も安いし、早いとの運転士の誘いに乗って御岳駅には午後4時半前に到着。
泡も買い出しホリデー急行にも乗れて北朝霞に早めに着いたので、解散後も皆で居酒屋で軽く?反省会?もしちゃいました。

参加者 CL神木、SL佐々木(奎)、青木、石谷、笠井、木藤、高橋、山口 8名
                             

                御岳山思い出のアルバムへ トップページへ